株式会社 遠藤メソッド

HOME「行為保証2.0」概要

「行為保証2.0」とは

これまで遠藤メソッドと呼ばれていた
行為保証という考え方をもとにした品質管理手法を
さまざまな製造・サービスの現場へ
汎用的に導入できる機能設計にまとめた
フレームワーク(骨組み)にバージョンアップ
させたものが「行為保証2.0」です。

さまざまな現場からのフィードバックによって
理論分析、構築された「行為保証2.0」は
製造・サービスに関わる市場クレームはもちろん
根本的な工程内不良・問題の発生をなくし
企業の利益を上げる活動へ繋げることができます。

「行為保証2.0」しくみ~運用~土壌

行為保証
目的意識を持った動作の保証。既存の品質管理における製品出来映えの基準・考え方ではなく、その製品出来映えを左右する人の作業行為(判断・動作)を基準にした、新しい品質管理の基準・考え方。この新しい基準は、安全・納期・原価の管理にも適用できる。

行為保証の図解説明

ネジ締め作業を例にすると、今までの図面やQC工程図では、品質要求事項として「ネジ浮きなき事」と記載されており、作業標準書・作業指導書などにも「ネジ浮きなき事」と出来映えの基準(結果)だけ表現してありました。しかし、実際に現場の作業者は、電気ドライバーの締め付け完了信号(トルクアップ)を五感である手の感触で"コッツ!!"と感じることで「ネジが締まった」と認識し、作業を終了してしまうことがあります。完了信号(トルクアップ)で、一定の締め付け力に達したことだけは確認できますが、ネジ頭が着座したかは、見なければ確認できません。途中で何かに当たって、ネジが浮いていても、電気ドライバーは完了信号(トルクアップ)を発信します。ネジの着座を見ていなければ、ネジが浮いていても、見つけることができません。こんな時、ほとんどの作業者はネジ締め完了したと思いこんで、そのまま作業を終えてしまうのです。この作業の目的は、ネジ頭を着座させてネジ締め完了することです。ネジの着座は、必ず見なければ判断することはできません。「ちゃんと・しっかり・丁寧に、確認する。」ではなく「ネジの着座部に斜め45度から目線を当てる。」というように「指示する側」と「指示される側」の間で、曖昧になっている業指示の内容を明確にしなければ、作業はバラつき、その結果であるサービス・製品の品質もバラつきます。このように現場では、様々な作業指示が曖昧になったままです。目的意識を持った動作(行為)を明確し、その行為を無意識の意識化(習慣・癖)にすることで、はじめて製造・サービスの品質は保証されます。行為保証は、この目的意識を持った動作をどうやって保証するかという考え方です。